令和4年度 県外原爆・平和展(大学原爆・平和展)【来場者の感想】

長崎市から受託している「県外原爆・平和展」。令和4年度は、8月に鳥取県米子市で、2月には国際基督教大学(ICU)で開催しました。

いずれも本州で広島の方が近いため、長崎原爆に関する展示を見る機会があまりないという来場者が多くいらっしゃいました。被爆体験講話をはじめ、被災した現物資料や写真などを通して、多くのことを感じ取っていただけた様子でした。

来場者から届いた声を紹介します。

鳥取県米子市(米子市立図書館)

息子が戦争についてずっと考えていました。やはり語り部さんの話を聞くことができると、より戦争の悲惨さが伝わりました。親子ともども大変勉強になりました。本当に本当にありがとうございました。広島について調べることはできても長崎についての資料は乏しく、少しでも長崎のことを知ることができて良かったと思いました。
広島の原爆のことは小さな頃から興味があり、様々読み聞きしていましたが、長崎の展示を見たのは初めてでした。広島と長崎は違う原子爆弾が使われていたことは知っていましたが、もっと学びたいと思いました。学べる機会をつくってくださりありがとうございます。
米子で長崎の原爆展を見れるなんて思ってもいませんでした。なかなか現地に行けないので、展示が身近にやってきてくれることで平和について学ぶことができて良かったです。いつか長崎を訪れてみたいと思います。
私はまだ10歳で、まだ人生は長いのに、私より年が小さい人がこのような理由で亡くなってしまってとても悲しいと思います。しょう来はボランティアをしてみるのもいいかなとおもいます。

国際基督教大学(東京都三鷹市)

瓦のタッチコーナーが印象的でした。一瞬でたくさんの命が、とてつもない数のものが失われてしまったのか、と感じることができました。ありがとうございました。
平和研究は広島を中心に行っていたので、長崎のことは正直あまり知らず、新しいことだらけでした。いまもすぐ近くの国核兵器を保有していることに恐怖を覚えるとともに、日本の安全保障のスタンスについても考えさせられました。
これまで、実際に被爆された方のお話を聞いたことはありませんでした。被爆者本人の言葉はとても力強く、とてつもなく生々しいものでした。
今回のような機会をただの説明会のようなものと考えてもらいたくはないですし、皆さんにもぜひ実際に参加してほしいと感じました。
現在被爆者や戦争を体験した方達が少なくなっているなかで数少ない戦争体験者のお話を生で聞けたことを大変嬉しく思います。私自身平和な日本で暮らせているため戦争を実際に見たことがないしどんなものなのかを想像することしかできません。私たちの世代にもその次の世代にも今回のお話をつなげていく必要があると考えます。
鳥取県 米子市立図書館
被爆資料等(国際基督教大学)
東京都三鷹市 国際基督教大学